服の選び方について

2024/10/23

お久しぶりです。kroneko井上です。

やっと暑さも落ち着き、少しずつお洒落が楽しい
時期がやって来ました。


今回綴るのは、古着の選び方について。

ある程度、古着に浸っている歴の長い方は
言うまでもなく、かと思いますが
古着に興味を持ち始めた方や、
色々幅を広げたい方に少しでも読んで頂ければ。


ついこの間、考えさせられる状況になったのですが、
お客さんがふたつのアイテムを選んでいて。
1つは、持っていれば間違いないアイテム。
単色シャツだったり、サイズ感がジャストめだったり、お客さんのスタイルに沿ったアイテムだったり。
もう片方は、お客さんの中では新しいスタイルのアイテム。
惹かれるけど、どう着たら良いか分からなかったり、不安があったり。
分かりやすく言うと、シンプルな服か、
癖のある服か。

ここからはおそらく性格的な話になるのかもしれませんが、
なんだかんだ前者が多い気がします。
そこで、
“ただの計画性の無い古着が好きな人”として
発言するのであれば、全部買い!なんですが
“古着屋の人”として本心でおすすめしたいのは
後者です。

スタイルの幅を広げる必要がないとなると
話は変わりますが、自分の経験として
圧倒的に後者の方が、グッと幅が広がる気がします。
そして後者を選んだ時に考えられるリスク、
“着ないで終わる”やつですが、これもまた経験談、
気分が変わるように、そのアイテムが手元にあれば
そのアイテムの気分が必ず回ってきます。
そこで持ってて良かったなと感じることが
多々ありました。

無難なアイテムを選んで、間違いないコーデが完成する。
それが間違いとは思いませんし、お店に立つ時は自分も
基本的に作業しやすい格好なので、偉そうなことは
言えませんが、”お洒落”をするのであれば、
120点も出せるし、間違ったら0点にもなる。
そんなちょっとリスクのあるアイテムも
手元にどうでしょう。

結局は”古着”や”服”に何を求めるかによって
変わることなので、どの考えが正解とか間違いとか、
そういう話ではないかと思います。
ただ自分は、自分が選んだ古着を自分のお店で、
少し挑戦したアイテムを悩んで買って頂いた事が
嬉しかったなと。
歳を重ねるにつれて、頭も固くなっちゃうので
若いうちにぜひ、色々挑戦してみてください。
だからこその試着。ぜひぜひ。
何かあれば聞いてください。
一緒に合わせなんて考えられれば楽しいはず。


終わり。

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