接客について

2023/11/17

お世話になっております。kronekoです。つい先日、お客さんと接客について話していたところ、自分が思っていた事や気をつけている事と一致するところがあったので、少し、前回のブログと内容が重なる箇所があるかもしれませんが、興味のある方はお付き合い下さい。ファッション業界の中では、当たり前のように飛び交う”似合っている”という言葉ですが、これが店員側からお客さんに向けて発した場合、店員の好みや主観を土台に発せられているものだと自分は思っているので、悪く言えば言いくるめたり、お客さんの好みなんかは無視したものになってくるとも言えます。その為、個人的にはあまり安易に軽々しく発することの出来ない言葉ではありますが、もちろんお店をやっている中で、“サイズ感がおかしくないか”など聞かれることもあります。そんな”不安”を取り除くのはこちら側、お店の役割ですし、そこを疎かにするのは自分の中にある軸から逸れるので、丁寧に行っているつもりです。何度かお店に足を運んで下さる方は、思い当たる節があるかと思いますが、“個人的には”や”自分だったら”等を付け加えたり、まずお客さんがどんなアイテムを持っていて、どんな風にコーデを組みたいのかなど、細かいところから聞いて答えている気がします。お客さんからすると、非常に面倒かとは思いますが、お許しください。長くなりましたがまとめると、自分の”似合ってる”という言葉で”不安”が取り除かれるので有れば使いますが、その言葉で、お客さんの着るカテゴリーやサイズ感の許容範囲や好き嫌いを狭めたりする可能性がありますし、商売道具としてやなにげなく使うのには気が引ける言葉です。だからこそ、一人一人の目線になって、細かく聞いて接客したいな、なんて思ったり。今回もお付き合い頂き、ありがとうございました。少しずつではありますが、”当店らしさ”なんてものを出せていけたらと思います。

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